城北法律事務所 ニュース　No.58（2008.8.1）

新企画
「城北法律セミナー」始まる

私、池袋の地に産湯をつかい、4人で始まった事務所が、はや43年、いまや弁護士20名を数える都内でも有数の法律事務所に成長致しました。人呼んで城北法律事務所と発します。 

事務所が現在あるのは、ご愛顧頂いた地元の皆さま、ご利用いただいた相談者・依頼者の皆さまのおかげです。ご愛顧に対する感謝をこめて、いろいろな場面で皆さまが遭遇することのある諸々のトラブルなどに対して、法律はどうなっているのか、トラブルを解決するためにはどうしたら良いのか、などトラブル脱却の”処方せん”をお話しする機会を作ろうではないか、こういうことを事務所員で話し合い、連続したセミナーを開催することになりました。行列のできる法律相談所の城北法律事務所版ととらえていただき、参加も無料ですので、お気軽にご参加ください。

債務整理、高齢者に役立つ法律知識（成年後見・遺言）と2回開催し、3回目は労働問題セミナーとなっています。その後も、続けて開催していく予定ですが、日常起こる身近な法律問題とその”処方せん”をお伝えし、学んでいただくという姿勢で取り込んでいきたいと思っています。

ご自身や、身近なお知り合いが遭遇したこんな問題をやってみて、など開催テーマへのご意見・ご要望がありましたら、ぜひともお教えください。

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第1回　借金の悩みに処方せん
「債務整理」

弁護士　田見高秀

続く不況の中で所得格差が広がり、余儀なく負担した債務（借金・クレジット）に苦しむ人が確実に増加しています。過大な債務による生活苦から脱却するにはどうしたらいいのか、債務整理の考え方、実践編について説明しました。次に高金利で借りていたお金を、払いすぎとして貸金業者から取り戻す「過払返還」についても、なぜそういうことができる（裁判所が認めている）かの話もしました。

参加者からは、よく分かった、大変役に立ったと大好評でした。私も「1回だけじゃもったいない。今度は『過払返還、秘密のノウハウー上級編』とかやろう」と意欲満々です。ご期待ください。

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第2回　老後の悩みに処方せん
「高齢者に役立つ法律知識」

弁護士　大川原　栄

第2回セミナーは、弁護士阿部哲二と弁護士大川原栄の2人が担当しました

阿部弁護士は、「成年後見制度」がどのような場合に、どのような手続を経て開始されるのか、成年後見開始後に後見人になった者の役割及び家庭裁判所の関与などについて具体例を踏まえ詳しく説明しました。

私は、相続関係法の概要を説明し、何故に遺言書を作成した方がよいか、遺言の方法（自筆証書遺言、公正証書遺言など）のメリット・デメリットの説明をしました。また、近時、病院入院時における治療方針・延命措置との関係での「リビングウィル」（自分の意思による治療方針の確立）が少しずつ広がっている話をしました。

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第3回　セミナー開催のお知らせ

第1回「債務整理」―借金の悩みに処方せん―、第2回「高齢者に役立つ法律知識」―老後の悩みに処方せん―、と好評をいただいた城北法律セミナー・処方せんシリーズの第3回の日程とテーマが決まりました。

3回目は「労働問題」、講師は大山勇一弁護士です。9月10日（水）午後6時30分から豊島区立生活産業プラザで行います。

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