城北法律事務所 ニュース No.72(2015.6.1)
目次
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- 1 (2014年12月1日 第1回連続憲法講座から)日本国憲法がある日本に生きる私たち ─事務所創立50年記念憲法企画やっています─
- 2 (2015年1月26日 第2回連続憲法講座から)アスベスト訴訟 ~憲法の理念に沿った判決を~企業の横暴と国の無策を許さない
- 3 (2015年3月4日 第3回連続憲法講座から)憲法は子ども・子育てを守るマタハラ被害者と現役保育士の声を聞いて
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- 1 改憲阻止へ向けて憲法破壊を許すな!
- 2 法整備と表現の自由 ヘイトスピーチの規制をめぐって
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- 1 城北法律事務所創立50周年にあたって~城北法律事務所の50年のうえに~
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- 1 【50周年を振り返る】これからもよろしくお願いします
- 2 【50周年を振り返る】この池袋の地に根を張って
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- 1 ひとこと
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- 1 ノーモアミナマタ東京訴訟始まる~追加提訴も続々~
- 2 原発福島の今
- 3 「ブラックバイト」ご存じですか学生にも広がる過酷な労働
- 4 今こそ給費制の復活を!~人々の役に立つ司法を実現するために~
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- 1 新しい所員を紹介します依頼者の心に寄り添って
新しい所員を紹介します
依頼者の心に寄り添って
弁護士 結城 祐(ゆうき たすく)
はじめまして。2015年1月7日より、城北法律事務所に弁護士として入所しました結城祐と申します。これからどうぞよろしくお願いいたします。
入所以来、諸先輩方とともに、さまざな事件を担当させていただき、悩みつつ日々学んでいます。同時に、弁護士業務はやはり依頼者の方々と直接お会いして、お話させていただく機会が多いという点で、裁判官や検察官とくらべても、依頼者との信頼関係を構築することが非常に重要なのだと実感しております。
さて、右の写真についてお話したいと思います。写真は、4月15日に福島県双葉郡浪江町の現状を調査しに行った際に撮影したものです。
請戸(うけど)小学校では、津波に対する危機感を抱いていた校長先生が日頃から生徒の走力を鍛える訓練をしていたため、少し離れた場所にある山に逃げ込み、全員が無事だったそうです。しかしながら、付近に住んでいた住民の多くは、あっという間に押し寄せる波に巻き込まれて亡くなられたそうです。また、この日には、原発の影響で住み慣れた故郷を離れて不自由な避難生活を送っている方のお話を聞き、震災までは先祖代々の土地に触れて農作物を育てていたのが、急にできなくなってしまったことへの喪失感や金銭的不安から、冷暖房や風呂などの使用に抑制的になっているということを再確認しました。
これから多くの方の相談を受けていきますが、トラブルを抱えて悩んでいたり、傷ついたりなさっている依頼者の方々への法的なアドバイスから、時には相互に交わされる会話のなかで、お心に寄り添い、お役に立てればと思っています。