城北法律事務所 ニュース No.79(2019.1.1)
目次
2019年初春 所員からのひとこと
茨木 智子
昨年は体調のことなどで諸々ご期待に沿うことができず、申し訳ございませんでした。 私は2008年12月に司法修習を終えて入所しましたので、ちょうど10年が経ちました。 大変なことはたくさんありましたが、不思議と嫌な思いをしたことはありませんでした。 これまで様々な形で支えてくださった皆様、ありがとうございました。 今後も城北法律事務所ともどもよろしくお願いいたします。
大久保 秀俊
弁護士登録をしてから2年が経ちました。 あっという間の2年でしたが、依頼者の方々や、地域のみなさまとたくさんの出会いがありました。これからもみなさまの権利を擁護するべく、研鑽を積んでいきたいと思います。 いま、改憲に向けた動きが加速しています。平和を守るため、そして次の世代へと残していく世の中が安全で安心なものとなるよう、みなさまとともに奮闘していきたいと思います。
小沢 年樹
ラグビーワールドカップ万歳! 今年は、日本でラグビーワールドカップが開催されます。ルールが難しく、野球やサッカーほどの人気スポーツではありませんが、少なくないラグビーファンはオリンピック同様の期待を寄せていることでしょう。ラグビー日本代表では、多くの外国出身選手が活躍しており、ラグビー独特の国際性が実感されます。この機会に、ナショナリズムとコスモポリタニズムの関係をじっくり考えてみます。
菊池 紘
練馬文化センターの望月衣塑子さんと猿田佐世さんの講演会は、600名あまりの熱気につつまれました。歩き回りながら、手を振り全身で訴える望月さんの熱演。警察検察取材のあいつぐスクープ、森友学園の取材、菅官房長官との緊迫した対決。丸川珠代のものまねには腹を抱えて椅子から転げ落ちそうになりました。そして日本の政財界と通じる一握りの「知日派」の声ばかりが一方的に東京に伝えられる日米関係。猿田さんはこれを「ワシントン拡声器」といいます。練馬に関わるお二人の真摯な訴えは、この国の現実と向き合い切り結ぶ3時間となりました。
工藤 裕之
草加・松原 埼玉県の南東部で、足立区に隣接する草加市の松原に行ってきました。この松原には、旧日光街道沿いの綾瀬川の右岸に南北1キロほどにわたって、数百本の松が植えられています。実に見事な松で壮観な眺めです。高度成長のときには公害で枯れてしまう木が多く数十本にまで減ったのを、市民の努力で再生させたそうです。見事な橋もあり、また、奥州に旅した松尾芭蕉もこの松原に立ち寄り、碑も建っています。往時が偲ばれます。
白鳥 玲子
弊所所属ではありませんが、私が懇意にしていた奥田保弁護士が、2018年5月に急逝されました。検察官から裁判官になられ、弁護士に転身後、薬物依存症支援施設ダルク・アパリの設立と運営に生涯携わっておられました。私は、薬物案件に限らず、数多くの案件を約9年間にわたって、ご一緒しました。奥田保弁護士の不在は寂しいですが、ご一緒できた間に得られたものを大事にして、これからもがんばろうと思う新年です。
武田 志穂
NYに住んでいる弟に子供が生まれたので、昨年夏に弟家族に会いに行ってきました。日本では待機児童の問題が社会問題化していますが、アメリカでは保育園はとても高額なので普通の家庭ではとても利用できないようです。弟は9時〜17時で仕事をし、急いで帰宅して昼間子守をしているパートナーと交代、パートナーは夕方から仕事に出る生活をしています。近くに親族がいない状況で、二人だけで本当によく頑張っていると思います。二人の甥っ子が、健やかに育ちますように。
種田 和敏
皆さま、今年もよろしくお願いします。 昨年末で、弁護士になって丸7年が過ぎました。この間、おかげさまで、たくさんのご縁をいただきました。今年も、たくさんのご縁があると思うと、いまから楽しみでなりません。もちろん、ご縁のあった皆さまに、ご満足いただけるよう、スピードと質を重視して、これからも職務に精進します。
田場 暁生
生まれも育ちも東京ですが、物心ついてから広島カープのファンです。2016年から昨年までカープはセ・リーグを3連覇していますが、最近少しファン熱が冷めてきたような気もします。「強いカープ」にびっくりしているのかもしれません。 とはいえ、原爆の被害を受けた広島で希望の星として市民の寄付で支えられた歴史もあることや、巨人のようにお金はなくとも選手を育てる姿勢が一貫していることなど愛すべきチームであることにかわりはありません。これからも応援していきたいと思います。
田見 高秀
昨年にひとこと。孫が小学一年生になりました。次の世代がだんだんと成長しています。おおげさに言えば、それが歴史なのかもしれません。問題はどこへということ。自国のみの利益を前面に出して他国にそれを押し通そうとする気配に懸念を覚えます。共に進む融和が他人の間を結ぶ現実的理念になるには何が必要でしょうか。これが、来年へのひとこと。明るい歴史を望みましょう。
平松 真二郎
2019年度の政府予算案では防衛費は5兆3000億円。このうち「つけ払い」である新規後年度負担が2兆5000億円。この「つけ払い」は最長10年かけて支払うとされています。現在、未払い残高が5兆円。今後もあらたに「イージスアショア」や「F35」などを購入が計画されています。「つけ払い」によって、単年度の防衛予算だけでは、いま、日本がどれほどの軍拡を進めているのかわからないようにされてしまっていると思います。
舩尾 遼
昨年2月に自由法曹団東京支部の次長を退任しました。現在も自由法曹団本部で安倍改憲に対する対策本部や、反構造改革などに取り組んでいますが、だいぶ時間に余裕ができました。今は、一般事件の他に、地域の活動に取り組む時間ができています。しばらくは、地域のみなさんとともに歩んできた城北法律事務所の一員として、更に地域の問題に取り組んでいきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。