城北法律事務所 ニュース No.80(2019.8.1)

「警視庁機動隊の沖縄派遣は違法住民訴訟」が結審します

弁護士 舩尾 遼

沖縄県の高江という地域をご存知でしょうか。沖縄県の北部、「やんばる」といわれる地域にある人口140名程の小さな集落です。やんばるの森のがある沖縄県北部は、1950年代に米軍が接収し、広大な土地が「北部訓練場(ジャングル訓練センター)」として米軍が使用しています。高江の住民は、ベトナム戦争当時にゲリラに見立てられて訓練に参加させられたり、飛び回るヘリの騒音に悩まされてきました。

そんななか、米国とのSACO合意に基づいて、政府は2007年にやんばるの森を切り開き、村の周囲を囲むように6つのヘリパッド建設を開始しました。オスプレイが村の上の低空飛行をすることによる騒音や墜落の危険を防ごうと、高江の住民たちは非暴力による座り込みを開始しました。

しかし、安倍政権は、参議院選挙の翌日2016年7月11日、沖縄県で政権側の候補者が落選したとたん、警視庁を含む機動隊500名(沖縄県警を含むと1000名)を人口140人余りの高江に派遣しました。機動隊は、高江の山奥で法的根拠のない引っこ抜きなどの有形力の行使、テントなどの撤去、自動車検問など多くの違法行為を行いヘリパッド工事を完成させました。

違法な警察活動に対して税金を支払う必要はないとして、その返還を求める訴訟を都民100名以上で2016年12月に提訴しました。警察幹部に対する証人尋問も含めて4月までに終了し、年内に結審予定です。みなさんの税金の使い方の問題でもあります。ご注目ください!


子育て

弁護士 結城 祐

4月2日に長女が誕生しました。この日の深夜0時頃に、里帰りしていた妻とテレビ電話で「何とか遅生まれになったね。」なんて会話をしておりましたが、まさかその6時間後に生まれることになろうとは…。午前5時半頃、妻から息も絶え絶えに「産まれそう」、「今病院に向かっている」との電話があり、僅かその30分後には誕生し無念にも立ち会えず。かわいそうな私のために分娩室から妻がテレビ電話をくれましたが、妻は(私から見て)ケロッとしており安産だったのだなと安心しました。何よりも母子ともに無事でいてくれたことが喜ばしく、妻には感謝しきれません。初めての対面では目も開かずふにゃふにゃし何とも愛らしく、こんなにかわいいものかと何時間見ていても全く飽きませんでした。

退院後、妻の実家で沐浴をしましたが、沐浴槽から娘を取り上げたと同時にうんちをズボンにかけられたり、おむつを替えていると余波のうんちで床を汚したりして、生後1週間で妻方の曾祖母から「豪傑だね。」と言われました。実際に娘は態度も体型も堂々としたものですが、その反面寂しがり屋なところもあり、泣いて私たちを探す姿にはキュンとしてしまいます。

まだ右も左も分からない状況ですが、皆様のご指導を賜りながら、家族3人で少しずつ成長できればいいなと思っています。また、より一層仕事に励んでいく所存です。

ところで家での様子は? と問われると、自分でも気持ち悪いと思うくらい娘にベッタリし親バカぶりを発揮していると思いますので、皆様にとてもとてもお見せできる姿ではありません。笑