城北法律事務所 ニュース No.82(2020.8.1) 創立55周年記念号
目次
入所のご挨拶
弁護士 和田 壮一郎
はじめまして。城北法律事務所に今年1月から入所しました弁護士の和田壮一郎でございます。入所してから早7か月が過ぎようとしています。入所からわずかな期間であるにも関わらず、交通事故事件、労働事件、破産事件、遺言書作成、遺言執行者としての業務など、様々な事件に取り組んでおります。日々新たに覚えることも多く、机上の勉強では得られない経験を多くしております。どの事件にも依頼者様がいて、いろいろな思い、考えをお持ちであり、事件の種類によって区分けできない部分があることを日々実感しています。
一般事件のほかに、HPVワクチン薬害訴訟の弁護団に加入しています。HPVワクチンは、製薬会社の宣伝の下、国の積極勧奨の対象となり、多くの10代の女性にワクチンが接種されました。その結果、全身の疼痛、知覚障害、運動障害、記憶障害等の深刻な副作用被害が発生しました。弁護団に入って、実際に被害に遭われた原告のお話を聞くと、副作用がなければ取り組みたかったことがたくさんあり、訴訟の行方がどうなっても10代の貴重な時間は取り戻すことはできない現実を目の当たりにしてやるせない思いになることがあります。数々の薬害事件に取り組んできた城北の先輩方に負けず、この問題が少しでも良い方向で解決がなされるように努力する所存です。
最近では、検察庁法改正問題が話題になりました。検察官の定年延長を合法化するという一見わかりにくい問題に多くの国民が怒り、結果としては今国会では採決が断念されました。一人の声や行動では限界があるものが、多くの人が声を上げることで実現することがあることに個人的には勇気づけられました。「非力だけど無力ではない。」使い古されたフレーズですが、この言葉を胸にこれからの弁護士活動に取り組んでいきたいと思います。
退所のご挨拶
8年半勤務した城北法律事務所を退所いたしました。
地域のみなさんと運動を続けて様々な経験を積み、歩んでまいりましたが、この度錦糸町にある東京東部法律事務所にて勤務を開始いたしました。
城北法律事務所と同様の地域事務所ですので、新たに地域運動に取り組み法律業務について頑張っていきたいと思います。
自宅は板橋ですので引き続き板橋での活動にも取り組んでいこうと思います。
ご連絡は
〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-9-7 国宝ビル6階
東京東部法律事務所
TEL:03-3634-5311 までお願いいたします。弁護士 舩尾 遼
このたび、城北法律事務所を退所し、8月1日より、妻のふるさとの沖縄にて独立開業いたしました。城北法律事務所では3年半を過ごし、お客様や関係諸団体のみなさまに大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。
遠方にはなりますが、東京の事件についても、城北法律事務所の所員と協力し、対応いたしますので、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
沖縄に移りましても、人権を擁護し、平和を守る活動をしていきたいと思っています。
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【連絡先】〒901-0225 沖縄県豊見城市字豊崎3-59 TOYOPLA204
豊見城総合法律事務所
TEL:098-987-0732 FAX:050-3606-5340弁護士 大久保 秀俊