城北法律事務所 ニュース No.83(2021.1.1)

1年を振り返って 周りの方から学んだ1年

弁護士 和田 壮一郎

1 様々な事件~依頼者から学んで

私が弁護士に登録してから早くも1年が過ぎようとしています。今年1年を振り返りまして、様々な事件を経験できたと考えています。「様々な事件」というのは、一つには事件の種類が豊富だという意味もあります。例えば労働事件、交通事故事件、債務整理、家事事件等多くの事件に取り組めて成長できた側面があります。

しかし、私が、もう一つ「様々」だと思ったのは、依頼者の方の人生です。一生懸命に生きてきた人の歴史を事件の中で垣間見ることが多くありました。借金を抱えた方、お子さんをお持ちの親御さん、ハラスメントに苦しんだ方、それぞれの立場で、懸命に生きてこられたことがわかる瞬間がどの事件にもあるような気がしています。

最近は、万引きで起訴された方の刑事弁護をしました。前科が多くある方でしたが、情状証人として来た更生施設の職員を前に「もう終わりにしないといけない」と涙ながらに述べたことは、今年1番の学びになったかと思います。

2 所員と協同して~所員から学ぶ

今年は、当然ながら先輩の弁護士、事務局に助けられた1年でした。先輩と共同受任し、事務局に事務をお願いして、「協同」して事件に取り組んでおります。

先輩の弁護士と共同受任して、多くのことを学びました。技術的なことももちろんですが、依頼者の立場に立って何が最善か考える姿勢が一番見習うべき点かと思っています。私も先輩の弁護士のように少しでも依頼者にお役に立てるように努力していきたいと思います。

最近は、日々の法律相談からご依頼いただくことも多く、一人で事件に取り組むことも多くなりました。一層、気を引き締めていきたいと思っております。

事務局の方にもいつも感謝しています。多くの事件を回せるのは事務局の支えあってこそだと実感しております。
 
3 来年の抱負

出会う方々に学びつつ、少しでも依頼者の方のために解決策を示せる弁護士に近づきたいと考えております。地域の諸団体の活動も積極的に参加したいと考えております。


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