城北法律事務所 ニュース No.85 2022 新年号 (2022.1.1)
目次
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- 1 特集 新型コロナウイルスと憲法
- 2 自粛と補償
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- 1 『緊急事態条項』と改憲の必要性
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- 1 <事件報告>建設アスベスト訴訟・新局面へ国による給付金制度の開始と建材メーカーに対する新規提訴
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- 1 <事件報告>ハッピーロード大山商店街を守る取り組み─控訴審に向けて─
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- 1 <事件報告>労働事件 労使問わず事件の早期相談・依頼がよい解決の近道
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- 1 遺言書作成しませんか─ご事情に応じた遺言書作成のお手伝いをしております
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- 1 <法律相談>交通事故の被害者になったら交通事故で賠償請求できる損害と注意すべき点
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- 1 <法律相談>重要法改正相続登記等が義務化されます
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- 1 弁護士に聞きたい どうして弁護士になったの?小さい自分の力を最大限に発揮できる職業だと考えて
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- 1 借地借家のご相談はお任せください─よくあるご相談について─
- 2 債務が多額な場合の相続と相続人が損害を受けない手続き─限定承認と相続財産の破産─
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- 1 所員からのひとこと
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- 1 城北法律で50年あまり国労池袋のたたかい、そして坂本堤さん
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- 1 走り続けて50年の菊池弁護士へ
- 2 署名のお願い
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- 1 フードバンクとSDGs~豊島区や文京区などのボランティア活動に触れて~
所員からのひとこと
明けましておめでとうございます
近況
コロナ禍の中、一昨年の年初に妻の母が亡くなり、秋に長女が出産し、昨年春二男が結婚しました。思い返すと、父死亡から今年60年を迎え、母が亡くなってからでも30年が経ちました。確実に我が家でも世代交代が進んでいます。
そして今年4月で、弁護士登録40年になります。急に特別何かできるわけではありませんが、一歩ずつでも前進していきたいと思います。事件活動は、現在でもいままで手掛けたことがない事件の相談があります。政治の改革も併せて、これからも皆様の信頼に応えられるよう続けていきたいと思います。
新米パパになって見えるもの
実は新米パパになって1年が経ちました。
弁護士として日々様々な事件を目の当たりにしていると、若輩者ながらなんとなく世の中をわかったような気になってしまいます。しかし、子育てをすると、自分は世の中を全くわかっていなかったということを思い知らされます。
今の社会では、共働きで子ひとり育てるだけでも、肉体的・精神的・経済的にとてもたいへんだということを実感しました。まして、何人もお子さんがいらっしゃる方や、ひとり親で育てていらっしゃる方のことなどは、ただただ敬服するばかりです。
自分の息子世代に苦労をかけないよう、せめて経済格差が子育てに持ち込まれないような社会を実現したいものです。
いつも全力でご依頼にお応えするために
ご依頼をいただいた事件にしっかり対応するためには、体調管理も重要!と思い立ち、数年前から体調管理のためにピラティスを続けています。ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏によって考案されたトレーニングで、横になれる程度の広さがあればできますし、特別な器具も必要ありません。体への負荷も調整でき、疲れている時でも無理なく続けることができます。トレーニング中は、深い胸式呼吸と思考を休ませることを意識するので、1時間ほど集中してピラティスを行うと、思考がすっきりし、疲れが取れます。血行も良くなって腰や肩などの痛みも取れ、体も軽くなるように感じます。今後もピラティスで体調を整えながら、しっかりとご依頼にお応えしていきたいと思います!
弁護士に相談に行くタイミング
これは法律問題に限らないのですが、問題が起こった後に慌てて対応するより、問題が起こらないように対応する方がずっと良い結果を残すことができます。
例えば、よくあるのが法人の経営者に多いですが、負債が増え返済の見込みがないのに、親族や知人に借り入れをしたり、親族を保証人につけてしまうなどして、知人や親族を巻き込んで破産せざるを得ない結果になってしまうパターンなどです。
「こんなことで弁護士に相談に行ってもいいのかな」などと躊躇なさらず、迷ったら是非法律相談にお越しください。
弁護士カフェ、オンラインで継続中
事務所と同じ西池袋に所在する縁で、元小学校の建物をコミュニティスペースに改装した「みらい館大明」で、「弁護士カフェ」を何年も継続しています。
今回のコロナ禍で実際に集まることは難しくなりましたが、ZOOMを使ったオンラインでカフェに切り替え、中止することなく続いています。これにより遠方の方やお出かけが難しい方も参加いただけるようになり、新たなご縁も生まれています。
基本的に毎月最終月曜日の午後7時開始、開催情報は私のtwitter @tamuraysk などでお知らせしています。気軽な雑談や、これって法律的にはどうなの?のようなお話ができます。ぜひ参加してみてください。
選択的夫婦別姓の早期実現を
結婚を機に夫の姓を名乗ることになった女性は、離婚後は旧姓を名乗るか、夫の姓を名乗り続けるか選択することができます(妻の姓を名乗ることになった男性も同様です)。さまざまな理由で離婚後も元配偶者の姓を名乗り続ける人は珍しくありません。しかし、元夫から「離婚したんだから〇〇家を名乗るな」と抗議を受けることも珍しくありません。やはり「強制的夫婦同姓」は明治期の家制度の思想を引き継いでいるのが実態だと感じています。
1996年に法制審で選択的夫婦別姓の導入が提案されてから25年以上が過ぎ、今日では7割の人が選択的夫婦別姓に賛成しています。夫婦同姓でもよいし、別姓でもよい、選択肢を増やすだけの法改正を早く実現してほしいと切に願います。
旅情ふたたび
もう10年以上前のこと、八甲田山~奥入瀬渓谷に旅行し、途中古い旅館に宿泊した。古いが風情があるともいえる、、。が、なんと、東北にまれな猛暑の影響とかで、カメムシが大発生していた。壁にも畳みにもカメムシが這っている。天井からもぽとぽととカメムシが落ちてくる。あの独特な臭い付きで。そんな中でも熟睡できたのは、旅の疲れとしか言いようがない。翌日は、好天に恵まれ、秋の奥入瀬を堪能した。奥入瀬の美しさ、絶え間ない川の流れの音、清浄な空気、何よりカメムシの臭いが一切しないことがつくづくありがたかった。今度は、夏の奥入瀬の緑陰と涼やかな川の流れの音を堪能しにいきたい。もちろんカメムシ抜きで。
自由法曹団創立100周年
城北法律事務所の弁護士も加入している「自由法曹団」が、2021年創立100周年を迎えました。団では、創立100周年を記念して、「自由法曹団物語」と「自由法曹団百年史」(日本評論社)を発行しました。
「団物語」では、21世紀初頭の時代の不正義・苦難に向き合い、人権救済と発展をめざし、全国の団員が懸命に取り組んできた裁判・運動のドキュメンタリーです。
「百年史」は、団員が、権力の不正を許さず、人々の自由と人権を擁護し、この国と社会の民主的変革をめざして、人々とともに歴史の歯車を前に進めようとするたたかいの記録です。
当事務所の弁護士がかかわった裁判や運動もいくつか取り上げられています。皆さまにも、是非、お手に取ってお読みいただければと思います。
業務と子育て
2019年夏の事務所ニュースで長女の誕生をご報告しておりましたが、時がたつのは早いものでもう2歳になりました。
弁護士業務も7年目となり、取扱事件の幅も着実に広がってきました。新人時代から力をいれている労働事件(解雇無効・未払賃金請求等)はもちろん、相続や離婚等の家事事件、請負工事に関する事件、企業間の契約を巡る事件、刑事事件・少年事件、2021年夏のニュースでも報告をした難民申請事件等、多種多様な事件に関わらせていただいております。
大変忙しくさせていただいている中ですが、帰宅して家族と接する時間が大切な癒しになっています。