イクメン
育休を取りやすい環境作りを
弁護士 武田志穂
ちまたでは、イクメン(育児を積極的に行う男性のこと)という言葉が大流行ですね。育児休業は労働基準法上女性だけではなく男性も取得することができますが、男性の取得率はわずか2%台のようです(当事務所は男女とも申請、取得できます)。
私の弟に昨年男の子が生まれましたが、父から「仕事なんていつでもできるが、その子が小さいのは今だけだぞ」とハッパをかけられ、かなり育児をがんばっているようです。
弟は仕事から帰宅するとずっと甥っ子の面倒をみているらしく、「家事で忙しいと構ってくれないママ」より、「いるときはいつも構ってくれるパパ」のほうに懐いているとか。
皆さんの職場でも、ぜひ男性でも育休を取りやすい環境を作り出していきましょう!
「底地買」業者とのトラブルを解決
嫌がらせをストップ!
弁護士 田見高秀
日頃、当事務所が顧問となっている借地借家人組合の組合員さんの相談を受けています。
この間、複数の組合員さんから、「借地をしているが昔からの地主が土地を売却。新しく地主が不動産会社になった。社員が訪問してきて、『土地を買え、買わないならもう土地は貸さないから出て行け』と脅されている。毎日、ドアホーンを長時間連続して鳴らす、家の敷地に無断で入り「売地」と書いた看板を設置して玄関前で怒鳴り散らす、家人が外出すると尾行するなど嫌がらせのやりたい放題。とても安心して住んでいられない。なんとかして欲しい」という切実な相談がありました。
種田弁護士と共同で受任し、ただちに裁判所に人格権侵害を理由とする面談等強要禁止仮処分の申立をするという方法で、不動産会社社員の嫌がらせをストップさせました。
今後も引き続き、こうした市民的権利を守る弁護活動に取り組みたいと考えています。
ひとこと
茨木智子◆便りがないのはいい便りと言いますが、たまに昔の依頼者さんのお元気そうな様子がわかるとほっとして嬉しくなります。私個人として、たくさんの方に支えられていることを感じた1年でした。少しでもご恩返しができるようにがんばります。
加藤 幸◆家族で沖縄に行ってきました。美しい自然に心癒されると同時に基地負担の大きさを改めて感じました。沖縄が背負ってきた悲しい歴史を忘れず、将来に向かって基地負担を軽減させるための支援の必要性をあらためて考えさせられました。
田村優介◆ネットの活用に取り組んでいます。ネットメディアへ出演させていただいたり(dommune,ニューズオプエドなど)、自分の企画もtwitterで告知、ネット放送したりしています。ちなみに事務所のウェブも私が担当しています。
湯山花苗◆弁護士1年生として、悪戦苦闘の毎日でした。B型肝炎被害者の救済のために社会運動に取り組み、第66期給費制廃止違憲訴訟を原告として提起するなど、さまざまな問題にも関わりました。弁護士としての在り方をまだまだ模索中です。
深山麻美子◆イタリアとウィーンでオペラを、ニューヨークでオペラ座の怪人のミュージカルを観るのが長年の夢です。今年こそ、何とか実現したいのですが。
大八木葉子◆初心を忘れず、一般の方々はもちろん、女性・子ども・高齢者・障がい者等声をあげにくい方々の声にていねいに耳を傾けながら仕事をしていきたいと考えています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
嶋田彰浩◆息子が2人いますが、早いもので長男は今年小学生になります。少子化や景気低迷、増税、不安定雇用など、暗い話題ばかりですが、若い人たちにとって明るい未来になるよう、微力ながらがんばってまいりたいと思います。
小沢年樹◆書籍紹介-『帝国の構造』(青土社) 前著「世界史の構造」(岩波書店)で、 資本=ネーション=国家を乗り越える思想を展開した柄谷行人氏が、世界平和への道程と「旧世界帝国」の意義を照射した画期的論考。真の平和を望む人、必読です。
舩尾 遼◆福島で国と東京電力に対して原発被害の原状回復を求める訴訟を提訴して2年が経とうとしています。原告数も4000人近くになり大きな運動になってきました。訴訟では既に立証に入りつつあります。皆さんの支援をお願いいたします。